パソコンの知識を深めて、パソコンを自分好みにしてみよう!
●ソフトウェアにはどのようなものがある?
コンピュータを動作させる手順・命令を記述したもので、コンピュータを構成する電子回路や周辺機器などの物理的実体を ハードウェア と呼ぶのに対して、形を持たない手順や命令などを ソフトウェア と呼びます。
広義にはコンピュータが扱うプログラム以外のデータを含めてソフトウェアと呼ぶ場合もあります。ソフトウェアはその役割によって 基本ソフトウェア (オペレーティングシステム)と アプリケーションソフトに大別されます。WindowsやMac OS、UNIXなどは前者にあたり、ワープロソフトや表計算ソフトなどは後者に分類されます。 |
●基本ソフトウェア
では、 基本ソフトウェア (OS)から見てみましょう。
企業や家庭の一般ユーザが利用するパソコンのOSとして最も利用されているのはMicrosoft社のWindowsシリーズであり、この市場で9割のシェアを占めています。 DTP業界やマルチメディア業界ではApple社のMac OSが広く利用されていましたが、近年では次第にWindowsのシェアが高まってきています。 その Windowsシリーズ に的を絞って見てみましょう。 |
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1984年にIBM社が始めて発売したパソコン(PC/AT)に採用しました。内部仕様の多くが公開されたため、互換製品が各社から発売され、事実上の世界標準となりました。 | |
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1986年に発売。MS-DOSにGUI環境を構築するための拡張ソフトウェアでした。 | |
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1992年に、Windows3.1が発売されました。 PC/AT互換機用の標準OS。 1993年に、WindowsNTが発売されました。ネットワークサーバー用を前提にWindows3.xとは全く異なるOS系列として開発されました。 |
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1995年に発売されました。CPUの進化に合わせて32ビット化されたWin32と呼ばれるAPIを搭載しており、これを使ったアプリケーションソフトは従来より高速に動作させることができます。MS-DOSやWindows 3.1用に開発された16ビットアプリケーションソフトもそのまま動作させることができます。 | |
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1998年に発売されました。Windows95の機能をベースにした後継OSで、ネットワーク機能を中心に改良しました。 | |
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2000年にWindowsMeが発売されました。Windows98をベースに若干の機能を追加した、家庭向けOS戦略最後のOSです。 2000年にWindows2000が発売されました。NT系列のOSをベースにWindows9x系の機能を豊富に取り込み、サーバー、ワークステーション、ハイエンドパソコン向けのOSです。 |
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2001年に発売されました。家庭用パソコン向けにも、NT系列のOSを採用し、x86コンピュータ向けの全系列がNTベースに置き換えられました。 | |
2003年に発売されました。Windows 2000 Serverシリーズの後継製品です。 Windows XPのサーバ版とも言える製品で、従来なら「Windows XP Server」と命名されるところですが、デスクトップ向けOSとサーバ向けOSはブランド名を分けるという同社の戦略から、異なる名称となりました。 |
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2007年に発売されました。Windows XPの後継機として、家庭向けや企業向けなど機能の異なる8つのエディション(種類)があります。(日本で購入できるのは5つのエディションです) | ||
2008年に発売されました。Windows Server2003の後継となるサーバ向けOSです。 Windows Vistaをベースに開発されていて、32ビット環境に対応した最後のサーバ用Windowsです。 |
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2009年に発売されました。Windows Vistaの後継機となるOSです。低スペックPCでの操作が重いというVistaの難点を改善し、快適に操作できるようになっています。 | ||
2009年に発売されました。Windows Server2008の後継となるサーバ向けOSです。 Windows 7と同様の新機能の対応や機能強化が行われています。 |
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2012年に発売されました。Windows 7の後継として開発されたOSです。 ユーザーインターフェースをこれまでとは大きく変更し、タブレットPCなどのタッチ操作に対応しています。 |
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2012年に発売されました。Windows Server2008R2の後継として開発されたサーバ用OSです。 複数のサーバ管理が容易になりました。 |
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2013年に発売されました。Windows 8の改良版として開発されたOSです。 Windows 8で廃止されたスタートボタンの復活など、ユーザーの意見の反映もされています。 |
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2013年に発売されました。Windows Server2012の後継として開発されたサーバ用OSです。 Windows Server2012の機能を向上させつつ、クラウド対応やネットワーク機能の強化がされています。 |
●基本ソフトウェアのバージョンやアプリケーションソフトとの関係
各Windowsシリーズにはさらに何種類かに分類されているものもありますので、もう少し詳しく知りたい方は基本ソフトウェア一覧(Windows)をご覧ください。
OSは常にバージョンアップを重ねていますが、あなたのパソコンのOSはありましたか?こちらではWindowsシリーズのみ書いてあるため、他のシリーズをお使いの場合は含まれていないかと思います。 アプリケーションソフトについては次に説明しますが、新しいアプリケーションソフトを買うときに、自分が使用している基本ソフトウェア(OS)のシリーズとバージョンが何かを知らないと、商品カタログを見ても動くか判断できません。 また、現在持っているパソコン次第では新しい基本ソフトウェア(OS)に変えることも可能です。しかし、現在使用しているアプリケーションソフトが、新しいOSに対応しているか確認しないと、今まで使っていたアプリケーションソフトが動かない場合があるので気をつけてください。 古いバージョンのOSを使用していると、メーカーにサポートしてもらえなかったり、新しいアプリケーションソフトが動かない事態になってしまうかもしれませんので、見直しが必要です。 |