”原状回復”という言葉の意味合いは、大家さんによっても不動産会社によっても少しずつ異なる規定が設けられています。
●きれいなお部屋に入居できるように |
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![]() それは、前住居人と大家さんが修復費用を出し合い、お部屋を修復しクリーニングしたからです。 |
●あなたが退去する際にも同様に、部屋をきれいにする義務があります。 |
![]() その修復費用のことを「原状回復費用(げんじょうかいふくひよう)」と言います。 |
●原状回復は法律なの? |
![]() (原状回復義務、民法616条による同法597条1項・598条の準用) |
●契約書に記載されている「原状回復」の意味合いは? |
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●修復費用を全部負担するの? |
![]() 賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられる毀損(きそん)の修繕等の費用は、原状回復義務に含まれず、賃借人の負担とはならないとされていますが、契約や不動産会社によってどこまで自然磨耗なのかを定める規定は一概に言えません。 |
●壁や、床をはがして改造した場合 |
![]() あくまでも、賃借人の保管義務違反(民法616条による同法601条の準用)等、その責めに帰すべき事由によって加えた毀損(汚損)について原状に復せしむ義務ということになります(東京高裁昭31年8月31日刊タ62号70頁) |
●ふすまを破ってしまった場合 |
![]() その費用は敷金の返還の際に敷金より減額されることになります。 |
●新賃貸人の為に部屋をリフォームする場合の費用は |
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修繕費用の目安 | |
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発注先のクリーニング会社によっても値段設定は様々です。一般的な料金の目安とお考え下さい。 ※東京の不動産会社に聞きました。 |
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壁クロスの張替え | 1m2あたり1,000円前後 |
木材(柱・フローリング)傷の穴埋めや修繕 | 1個所あたり4,000円前後(パテで埋めて塗料) |
畳の交換 | 1枚あたり5,500円前後 |
カーペットの張替え | 1m2あたり4,500円前後 |
部屋全体のクリーニング | 1R・1Kで3万円前後、2DKで4万前後 |
※部屋の広さや材質によって費用が違います。 |
経年による負担割合の目安 | |
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住んだ年数に比例して、原状回復への負担割合は変わっていきます。 耐久性や、日常での自然磨耗・経年変化などを基準に、負担割合が決まります。 下記の表は目安としてご考慮下さい。 |
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![]() 下の「1.2.3・・・」は居住年数を表し、赤い斜線はあなたが負担する割合を指します。 例えば、2年で退去した場合、「経過年数」の「2」の線上にある赤い斜線を見ると およそ70パーセントくらいの負担割合を示しています。あなたが負担する費用は70パ-セントということになります。 5年以上住めば退去時に負担する費用は20パーセントになる計算ですが、すべてにおいてこの限りではありません。 |
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![]() 下の「1.2.3・・・」は居住年数を表し、赤い斜線はあなたが負担する割合を指します。 例えば、4年で退去した場合、「経過年数」の「4」の線上にある赤い斜線を見ると およそ60パ-セントくらいの負担割合を示しています。あなたが負担する費用は60パーセントということになります。 8年以上住めば退去時に負担する費用は20パーセントになる計算ですが、すべてにおいてこの限りではありません。 |
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![]() 下の「1.2.3・・・」は居住年数を表し、赤い斜線はあなたが負担する割合を指します。 例えば、4年で退去した場合、「経過年数」の「4」の線上にある赤い斜線を見ると およそ50パーセントくらいの負担割合を示しています。あなたが負担する費用は50パ-セントということになります。 6年以上住めば退去時に負担する費用は20パーセントになる計算ですが、すべてにおいてこの限りではありません。 |
注)次のものは契約書によっては「経年変化・自然磨耗」に含まれません。 |
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借り主には「善管注意義務」があります。借り物の部屋なので大切に住むように心がけてください。 ここでは日常気をつけて頂きたい点等を紹介しています。 |
●窓 |
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![]() ※結露については 入居してからの注意 で解説しています |
●収納 |
収納個所に、物を詰めすぎてしまう事がありますが、こまめに換気をしましょう。ドアやふすまを開け、空気の入れ替えをすることによって湿気やカビを防ぐことが出来ます。 また、物を詰めすぎないことも大切ですが、スノコを敷き風通しを良くしたり、除湿剤を置き、湿気を取ることも大切です。 ※特に北側にある収納スペースは、注意しても湿気がたまりやすいので気をつけて下さい。 |
●畳 |
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●カーペット |
毛足の長いものでも短いタイプでも、家具等でへこみが生じます。また食べこぼしや、飲み物をこぼした場合も染みになる前に、中性洗剤などで早めに対処しましょう。 |
●壁 |
家具やポスター、絵画などを長い期間同じ場所に置くと、日焼けし、壁紙が色むらになってしまう事があります。また、家具の塗料が壁に付着することもあります。家具を置くときには、壁から少し離して設置する方が良いでしょう。ポスターや絵画、写真なども、同じ場所に貼らないで、定期的に移動させるようにしてください。 |
●フロ-リング |
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●玄関・玄関収納 |
![]() また、玄関に多い汚れが靴墨などです。靴墨を使用する時は必ず新聞紙を敷いて、塗料がつかないようにしましょう。 |
●防水バン |
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●バスルーム、脱衣所、洗面所 |
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●トイレ |
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●冷蔵庫 |
冷蔵庫の背面の壁が黒ずみやすいので、壁から離して設置しましょう。 壁との間に仕切りをつけたりし、壁を汚さない工夫をしましょう。また、壁が汚れてしまった際には拭き掃除ではなかなか取れません。これは冷蔵庫の静電気でホコリが集まり、モーターの熱風でホコリが壁に押し付けられて発生する黒ずみ汚れです。 |
●台所 |
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●台所 |
引越しの際に出来る限り荷物を残さないようにご自分で処分しましょう。 家具やイス、机などを置いて引越しされる場合がありますが、不動産会社では処分するのに業者へ依頼します。 その際には高額な産業廃棄物処理費用が発生しますが、これは原状回復費用から差し引かれます。 *どうしても捨てられないものは、出来るだけ清掃局への申込による粗大ごみで処理しましょう。 業者よりも処理費用が安いケースが多いです。 |